あるキャッテリー様から迎えた
肺疾患の仔猫
~遺伝子疾患や感染症が蔓延する繁殖者の現状~
〈私達夫婦が実体験した真実〉
🌼2021.4.12
○○○の有名キャッテリー様から、長毛マンチカン短足の男の子を約40万で迎えました
仔猫のご予約を2020年9月頃して半年以上待って、生後3ヶ月半で我が家へ迎えられる日がきました
お迎え当日の1週間前まで、それまで取れていたTEL連絡や仔猫動画などの成長連絡がなくなり、出発日になってようやく場所への行き方もきた事から不安もありましたが、それまでのキャッテリー様の対応を信じる事に致しました
兵庫県から○○○まで、キャッテリー様の指示のもと、私達は飛行機で片道2時間フライトし、夫婦で迎えに行きましたが...
部屋に通された瞬間、玄関からは強い異臭とそれを隠す様な臭いがまじり、猫の鳴き声が常に奥の方から聴こえていました、本当にここで合っているんだろうか...?と思ったぐらいです
面会した仔猫は目に涙や目ヤニ、鼻水をクシュンクシュンさせている 状態で、毛艶も悪く...「大丈夫なのかなぁ?」と不安に思いましたが、キャッテリー様が、"お風呂に入れるのを失敗された"とかで、"それなら有名キャッテリー様のいう事だし、自宅で安静にしていれば治るのかなぁ"と、キャッテリー様を信じ、連れて帰りました
しかし、症状はおさまらず...ドンドンひどくなる一方で、仔猫は喘息の様に苦しむ様な咳もし始め
体重はほとんど成長せず、その頃には...病院の通院回数も20回を超え、医療費も 25万を超える様になっていました
その間、キャッテリー様にも何度も連絡を取りましたが、HPや最初に対応して頂いていたTELにはずっと繋がる事はありませんでした… (みんブリやHP掲載のTEL番は変えてないのにです)
お迎えから1ヶ月近くして、子猫のお迎え時に道案内をして頂く為、教えてもらっていたキャッテリー様の携帯番号を思い出し、そちらにかけたらやっと繋がりました…(その時には"現在は最初のTELは使ってないんですよ"と言われましたが、今だに...みんブリやHPの掲載TELは変わっていません)
その時に教えてもらった対処法ではまったく子猫は回復せず、 セカンドオピニオンで受けた動物病院で、無気肺(肺疾患)である事も判明し、お腹の中にはジアジルア原虫と、目にはヘルペスウイルスのW感染症である事(それが成長不良や食欲不振、涙や目ヤニの原因でした)、皮膚には真菌症もおり(皮膚につくカビです)...人獣共通感染症でもある為、私達夫婦や他の先住猫達にもうつり、仔猫だけではなく私達夫婦と全猫達4匹の治療費も加えて総額の医療費は..1ヶ月半で45万を超えていました
"仔猫を1度送り返してもらって良い"という話しもキャッテリー様からありましたが..."こんなに健康状態が安定しないのに飛行機でフライトさせてしまったら死んでしまうといけないので"と、我が家で最後まで面倒を見る事を伝えました
その時...キャッテリー様は本当にこの子の体調を気遣っているのだろうか?と疑問にも思いました
我が家に仔猫を迎えて1ヶ月半、私達も必死に治療をサポートし、仔猫も闘病を頑張りま したが..享年5ヶ月で亡くなりました
最後は自宅に酸素室をレンタルし、その中で永眠...
私達も救えなかった悔しさや、なんでこの子はこんなに短い生涯を苦しんで終わらなけ ればいけなかったか...仔猫に対する罪悪感で、強いペットロスにもなりました
キャッテリー様には全ての事情をお話しし、謝罪を受け、代わりの猫をといわれましたが...日が経つにつれ、また同じ様な子がこの世に誕生してしまうのではないというリスクと、キャッテリー様への不信感も強くあり、仔猫代の返金を求めましたが...それには応じてくれませんでした
最終的に私達は、返金も諦めざるおえませんでした。キャッテリー様のサイトには応じる様な事も書いてありましたが...私達がブリーダーという事で配慮されなかったんだと思います
仔猫が亡くなって...1ヶ月以上経ち、お迎えから4ヶ月後にやっとその子の血統書も届きました
全てが無責任で、悲しくて、悔しくて...人間不信にもなりそうになりました。私の場合は、精神的なストレスで鬱の様な症状と不正出血が続き、時に呼吸困難になる事も...産婦人科などのクリニックに通院して心身を治療していく事にもなりました
今回の件で、有名キャッテリーと言われる方の猫舎でも、深刻な遺伝子疾患や感染症が蔓延しており、日本のペット業界の未来を変えなくては、負の連鎖は止まらないと危機感を感じました
本来ブリーダーに出来る事は、親子猫の命を預かる責任と、誕生させる子が健全に生まれてくる保証です。生まれる前からの遺伝子検査や感染症予防はブリーダーにしか出来ません
仔猫代と治療費にお迎えの移動代...総額95万を支払いながらも、仔猫は1ヶ月半で死亡し、 仔猫代の返金を希望しましたが...キャッテリー様は受け入れてはくれなかったという事実
これが私達が実体験した事、こんな仔猫を誕生させ、アフターフォローも無責任であった有名キャッテリー様がいるという実話です
その方のみんブリの評価も高く、HPでも神対応を大切にしているといわれ、キャットショーでの審査員としてのジャッジ経験や、教育の指導者としての経験もあるとHPなどには記載がある方だったのにです...
私は当初、ブリーダーとしても無知で1からしっかり習いたく思い、こちらのキャッテリー様を選んでお迎えを決めていました。確かにお迎え前までは、知識をお持ちの方なのかなぁと思わせる対応でしたが…仔猫が健全ではなかった事とお迎え後の対応に、私達夫婦は彼に誠意を感じる事はありませんでした…
(・○海○の、○原ブリーダー/男性
・サイベリアンでの評価が高い方です
・ACCへ血統書がなかなか届かない事をTELした時も、"この方からの血統書が届かないとACCの方へクレームが度々ある"とも聞かされました
・私の仔猫は1月生まれで4月お迎えだったのに、血統書の申請を出していたのは7月だともACCの方に聞きました...しかも入金がずっと未払いだった為、発行できなかったと)
実際に対応してみないと本来のその方は分からないと感じました
都合が悪いとTELの繋がりが悪くなったり、仔猫状態が悪くてもお迎えさせてしまう。お迎え前にキャッテリー様がきちんと今仔猫が迎えられる様な状態ではない事伝えてくれていたら、体調が回復するまで待つ事も出来た、健全ではないと分かっていても渡す事は、プロとは呼べないのではないでしょうか
ウイルスや菌は徹底していても防げない事もあるでしょう、でも体調の悪さは目で見て分かるレベルでした
健康状態が整っていない事を素人が見ても分かるレベルであったのに配慮できなった事、アフターフォローに関しても、キャッテリー様自身を優先にされた言動が多かった事、お取引きとしては…いかがなものかと思います
その結果...飼い主は必死になり、 金銭面も心身の負担も大きくなって、仔猫を失った日から人間不信にもなってしまいます
私達夫婦は、この仔猫を一生忘れる事はありません
私が目指すのは...命を軽視せず、猫達が心身共に健全に過ごせる環境作りと、健全に育った 仔猫を迎えて下さるご家族を知識で守り、共に成長していける様なサポートをしていく事です
それが、命をあつかう本来のブリーダーとしての仕事なんだと、世の中に伝えたい
仔猫をお迎えする時、選ぶのはやはり飼い主様になるので、HPやInstagramで猫の病気知識なども掲載しています
猫を選ぶ側も、しっかり知識をつけていく事が、悪い繁殖者から購入しない事や、悲しい仔猫を減らしていける未来へ繋がると確信しています!
最後までお読み頂き、ありがとうございます
仔猫マサムネが生きて頑張っていた事を知って頂き、心から感謝致します
マサムネが成長していく姿をみれるだけで…幸せだったのに、叶わなかったこの思い…
これから猫をお迎えされる飼い主様達にして欲しくありません
悲しい思いをする仔猫や飼い主様が少しでも減っていく為に、私達夫婦は私達に出来る事を頑張ります 新 城